オリキャラ登場します。苦手な方はご注意下さいませ。




TRUTH2
















そしてミスコン当日。現在800時。

ミスコン自体は1900時からだが、参加者である私は軍に出勤することなく、
衣装合わせだの準備だのがあって、朝からミスコン会場に向かうことになっていた。

なぜか朝から、自宅まで迎えに来てくれた私服姿の大佐と共に。
本来部下が上司に送ってもらうなんてあってはならないことなのだが、
「コレも一緒に運ばないといけないから、そのついでだと思えばいいだろう?」
と、後部座席に置いてある何か大きな荷物を指差しながら言われたものだから、その好意に甘えることにしたのだ。


そして会場に到着すると、
「じゃあ、今日のコンテストを心から楽しみにしてるよ、レディ。」
なんて何ともキザな台詞と共に、私とその荷物をスタッフに送り届けたのを確認すると、あっという間に車を走らせて行ってしまった。

後で、
「今の方、素敵ですね〜。とってもカッコいいし。貴女の恋人ですか?羨ましい!!」
等とスタッフから質問攻めに合い、やはり一人で来るべきだったと後悔することになったのだが…。









「これは一体何!?!?」


大佐から渡された荷物の中には、
案の定というか当然というか、今日のミスコンに必要となる物が、所狭しと詰め込まれていた。
それこそドレスから靴から、ドレスに見立てて選び抜かれたのであろうアクセサリーに至るまで完璧だった。


さすがに、『イーストシテイー一の伊達男』の名前を欲しいままにしていることはある。

そのドレスは目が冴える様なワインレッドのマーメイドラインのドレスで、
胸元は大きく開いている上に、深すぎるのではないかと感じるほどのスリットが入っていたのだ。

シンプルな作りではあるが、
所々に施された装飾は、華美になり過ぎているということは決してなく、
ドレスに良く合った高級感の溢れるものであった。


「これ、一体誰が着るのかしら…。」


それはもちろん、私以外にいるはずもないのだが、まるで人事のように呟いた。

呆然とドレスを見つめているとそこに、先ほどから私の世話役を務めてくれているスタッフの中の1人の女性がやってきた。
彼女の名前はエヴァ。
年はまだ10代後半といった所だろうか。
背はどちらかというと低いほうだが、可愛らしいその容姿はとても女性らしく、品が高く見える。


『私とは大違いね…。』


「わあ、素敵なドレスですね!!
これって、マスタング大佐って方が、ホークアイさんの為に選んだドレスなんでしょう??
すごい、センスあるな〜。」

「リザで構わないわ。
私なんかが着るより、貴女のほうがずっと似合うんじゃないかしら。」

「何言ってるんですか、リザさん!!
あ、それじゃあお言葉に甘えてリザさんってお呼びしますね。
リザさんが着るからこそ、このドレスには価値があるんじゃないですか!!」

「ドレスが素敵なのは認めるけれど、私にはあまり縁のないものだし。」

「誰も最初から上手くなんていかないものですよ。
着る人の気持ち次第で、ドレスは良くも悪くもなるんですから。
今からミスコンに参加しようって人が、そんなに後ろ向きでどうするんですか??
 さあ、早く着替えて、マスタング大佐をびっくりさせてやりましょう。」


これはあくまで任務であって、大佐は関係ないのだけれど…。

彼女の勢いに負けて何も言い返せないまま、着々と進む準備をただ受け入れるしかなかった。



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 *あとがき*

連載2話目です。
思ったより、早く更新できて嬉しいです。
今回初めて、オリキャラを登場させました。
決してエヴァ●ゲリオンから拝借した訳ではありません(笑)
話の都合上、後数人、オリキャラが登場するかと思います。
苦手な方は、どうぞご注意下さい。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。