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TRUTH3 ホークアイ中尉が頭を悩ませていた頃とほぼ同時刻。 ここ東方司令部でも、そわそわとして、どこか落ち着きのない男が一人。 「大佐〜、そろそろ落ち着いたらどうです?? ミスコン開演時刻までまだ後何時間あると思ってるんスか?? 中尉がこんな所でヘマするはずもないでしょうに。」 「うるさいぞ、ハボック。私は至って正常だ!!」 『どこがだよ!!』とツッコミたい衝動を、ハボックはグッとこらえた。 こういう時の大佐は、下手に刺激しない方が身の為だ。 そうまさに、触らぬ神に何とやらってやつだろう。 長年の経験から、そのことをよーーく知っているハボックは、ため息を一つ付いて、言葉を続けた。 「あんたがそう言うならそれでもいいですけど。 1500時には、俺たちも会場に向かう予定なんで、忘れんで下さいよ。 後、それまではそこにたまってる書類を何とかして下さいよ。 後で中尉に叱られるの、俺なんスから。」 「あ〜、うるさい。分かった。 ちゃんとやっとくから、お前はオフィスに戻れ。」 明らかに信頼してないような目を向けてもう1度釘を刺した後、ハボックは執務室を出て行った。 「全く、上司をなんだと思っているんだ、あいつは。」 一人ごちてはみたものの、 正直なところ、目の前の書類を片付ける気などさらさらなかった。 「中尉は今頃どうしているかな。」 多分今頃は、私が持たせたドレスに着替えさせられている頃に違いない。 箱の中身を知って、 困った顔をしている彼女の顔が容易に想像でき、自然と頬が緩む。 彼女に先に箱の中身を知らせてしまったら、絶対に着てくれない事は目に見えていた。 だからこそ、彼女の執拗な問いかけにもろくに返事もせずに強行突破させてもらったのだ。 仕事に関しては非のうち所がない彼女だが、 自分のプライベートの事になるとあまり関心がない。 特に自分の女性としての品格などには、人一倍コンプレックスを感じているのを知っている。 私から言わせてもらえば、そんな心配など一切必要ないのだが。 先日、彼女に向けた言葉に、何一つ偽りなどない。 まだ彼女がほんの少女だった頃からの長い付き合いとなるが、 当時もとても可愛らしい少女だったのは違いないが、今では大人の女性が持つ魅力も加って、本当に美しくなったと思う。 その事を、彼女は全くといってもいいほど気が付いてはいないのだから、私の苦労も理解できるというものではないかね。 彼女には悪いが、今回の任務で、彼女が自分の魅力に気が付いてくれればいいと思う。 思考という名の妄想を、 ロイがあれこれと繰り広げている間、いつの間にか出発時間まで後30分という時間になっていた。 ノックと共に、ブレダが執務室に入ってくる。 「大佐、そろそろ時間になりますよ。」 「わかった。すぐ準備するから、車の手配を頼む。」 「ラジャー!!」 結局、未処理の書類は1枚も減らないまま、 一行を乗せた車は中尉の待つアンバサダーホテルへと向かっていったのだった。 NEXT *あとがき* 第3話更新しました。 短い上に、中途半端な文章ですみません ロイ視点は難しいです;; 読んで下さり、ありがとうございました。 |