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若干R指定。 大したことはないと思うんですが。R-12位?? おやすみなさい。 「リザ…??」 自分の腕の中にいる彼女に、ロイは問いかける。 腕の中から聴こえるのは、規則正しい寝息。 昼間は少しずつ暖かくなってきたものの、夜になるとまだまだ寒い春の初め。 寒さのせいか、無意識のうちにロイの温もりを求め、 ギュッと抱きついてくる彼女の可愛らしさは形容しようがないとロイは思う。 昨夜、長年の想いがやっと実を結び、 ようやくロイはリザを手に入れた。 出会った頃は、可愛い妹が出来たような気持ちだった。 ただ守りたいと思った。 幸せになって欲しいと。 それがいつの間にか、 リザの全てを手に入れたいと思うようになっていた。 心も身体も。 それこそ、彼女を構成しているありとあらゆるものを。 リザの背中に刻まれた練成陣は、 イシュバール終戦後にロイの手によってその役目を終えたが、彼女の背から消えることはない。 ロイ自身によって遺された火傷の痕と共に。 彼女がこれから一生背負っていかなければならない枷のことを考えると、苦しいのはもちろんだが、 同時に安堵を覚えたのも、決して否定できない事実であった。 なぜならその痕があれば、リザが他の男に自らの背中を曝け出す事などないと思えるからだ。 その上、火傷の痕は、リザが『焔の錬金術師』である自分の物であると無言の主張になっているとさえ感じてしまう自分がいた。 あまりにも身勝手で、自己満足な歪んだ愛情。 そんな風に考えてしまう自分が、ロイはたまらなく嫌だった。 そうでなくても、自分は一度彼女を裏切ってしまったというのに…。 練成陣を遺したのはホークアイ師匠ではあっても、実際ロイにその秘伝を伝えてくれたのはリザだ。 まだ青二才で未熟者だったロイの青臭い夢を彼女が信じてくれたからこそ、 ロイはその力を手にすることが出来たのだ。 にもかかわらず、ロイはあのイシュバールの地で、その力の使い道を大いに過ってしまった。 多くの国民を守る為に手に入れたはずの力を、事もあろうにその国民の命を奪う為に使った。 軍人だから、命令だから。 そんなものが何の理由になるのか。 これ程までに残酷な裏切りはない。 それなのに…。 人間の感情というものは本当に厄介な物である。 日々自分の中で大きく渦を巻くどす黒い感情を、 ロイはどうすることも出来ず、ただもてあますしかなかった。 そんなロイを、その殻から救い出してくれたのは他ならぬリザだった。 ロイを許してくれただけでなく、大きくて温かなものでロイの全てを包んでくれた。 まるで親鳥が、生まれたばかりの雛をその羽で包み込んで守るように。 行為の最中の彼女は、その手の事は何もかも初めてであったにも関わらず、必死にロイを受け入れてくれた。 初めは緊張の色が強かった彼女の瞳が、徐々に自らの腕の中でその快感に身を委ねていく様子を見ると、 どうしようもなく愛しいと感じた。 過去に他のどんな美しい女性を抱いても、決して感じなかった思い。 『これが愛なのか…。』 ゴソゴソとリザが寝返りをうったので、ロイはハッと我に返る。 「大佐…。」 「ん?」 返事は返ってこない。寝言だったようだ。 「しかし、まだ『大佐』なのか…。」 先ほどまでは、可愛い声でその名前を呼んでくれていたのにな…。 そんな事を考え、苦笑する。 彼女の寝言に自分が出てくるという事は、彼女の夢の中に自分がいるという事だろうか。 そうだとすれば、かなり嬉しい。 幸せな夢であって欲しいと心から願う。 「おやすみ、リザ。良い夢を。」 そっと呟いて、彼女のまぶたの上にくちづけを落とす。 「今夜は良い夢が見れそうだな。」 出来ることなら、彼女の夢を見れたらいいと思う。 夢の中でもリザに会いたい。 そんなことを考えながら、ロイはもう一度リザの身体をしっかりと抱きなおすと、 彼自身も夢の中へと落ちていった。 *あとがき* お題5つ目を消化。 ロイアイです。むしろロイ→アイ?? お題的に、シチュエーションが夜だったので若干Rネタになってしまいました。 『どこがR指定??』って感じられる方多いと思うんですが、私にとってはR-18位かもです(笑) Rネタは絶対幸せにしたいんですが、どうでしょうか? シリアス→甘って感じになってるといいな。 エロイアイは大好きですが、自分で書くのは難しいorz 初めて書いたので、感想等いただけると、飛び跳ねて喜びます(笑) 読んで下さってありがとうございました。 3/12 2008 |